世界一周インド編 やられたはなし

完全にやられてしまった。
全て嘘だった。
インド人らの嘘に気づいたのはラウール(ガイド)と別れやっとネットが使えるようになったバラナシのホテルでだった。
疑問は常にあった。気をつけていたし、アジアを4カ月以上旅して十分警戒しているつもりだった。
しかしインド人とは本当に嘘つきな生き物だ。
今こうして考えるとよくあそこまで嘘がつけたものだと感心してしまう。
そもそも大規模なストライキで運行予定の電車が1000以上キャンセルなんてニュースをネットで調べても一切出てこなかったし、デリーの安宿も普通に営業しているようだった。
政府認可でやっているツーリストオフィスというのも怪しいものだ。
そうやって安心させるつもりなのだろう。もしくは政府自体腐っているのか。
バラナシで泊まった宿は日本人客も多く、話を色々聞いているとインド人の嘘疑惑は確信に変わった。デリーは特にそう言った嘘で観光客をカモにする輩が多いらしい。話を聞いていると、それ、俺も言われた!というようなデリーあるあるがどんどん出てくる。
まさか自分がやられるとは。後になって冷静に考えれば普通に分かりそうなものだが、インド人らは上手く騙したものだ。やつらは精神的に追い込んでくる。払わざるを得ない状況を見事に作りあげるのだ。
それに加えてクルタパジャマだ。
そんなものを着ている日本人などまず見ない。そしてそれを着ていたからと言って船にタダで乗れるはずもなく、それにそもそもガンジス川を見るのに入場料などない。
全て嘘だったのだ。
どういう心情でああいう嘘がつけるのだろうか。我々日本人には到底分かり得ないだろう。
おかげでインド人は大嫌いだ。
しかしながら、こいつすげーいい奴だなと思う人間もアジアを旅してきた中ではインド人が1番多いのもまた事実。それがインドの魅力でもあるのだろう。
おそらく二度と来たいと思う事はないだろう。この旅で初めてそう思わされた国だ。          H.N.T.

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